「早期退職」応募する前に考えたこと
コロナ感染拡大の影響で、大企業であっても経営状態が悪くなり、早期退職を募集する企業が増加しています。
もし、勤める会社が早期退職を募集したら、あなたは応募しますか?
この記事を読んでいるのであれば、応募することを少しは考えいる方ではないでしょうか。
実際に応募する前には、このまま会社に残るべきか、退職したほうがいいか、
退職したとして、その後再就職先あるのか、家族や親が心配しないかなど、いろいろと考えると思います。
私は、実際に5年前に大手メーカーを早期退職しました。
その時、いろいろと考え、最後は、自分の生き方を示せる判断かどうかで決めました。
以下、その判断に至るまでに考えたことをご紹介します。
・会社の将来性はどうか?
大きな会社だったので倒産してしまうことはないが、会社としての発展性は読めない。
むしろじり貧になっていくかもしれない。
・残った場合に、給与やボーナスはもらえるのだろうか?
経営状況が悪かったので、しばらくは減額の状態が続くのではないか。場合によってボーナスはなし?
・退職して、次の就職先は見つかるだろうか?
海外駐在経験や管理職の経験もしていました。専門職だったので探せばあると思っていました。
退職前から、再就職活動は行っていました。退職した時点では、目途はたっていませんでした。
再就職先は見つかるか不安でした。
・転職して給料は上がるか、下がるか?
給料が上がるのは正直難しいのでは。自分のやりがいのある仕事であれば、給料は下がったとしても、いいと思っていました。
・妻や家族は反対するだろうか?
最初は、妻を含め家族は私が早期退職することに反対でした。
しかし、退職割増金の話を具体的にしたら、チャレンジしてみたらとの意見になりました。
・自分はなぜ早期退職に応募したいと考えているのだろうか?
会社の経営状況はかなり厳しい。しかし、これを乗り切るとなんとかやっていけるかもしれない。この会社だったら慣れているし、同僚も幾人かは残るだろう。それなのになぜ、自分は早期退職に応募したいと考えているのだろうか?最終的に、私が早期退職に応募しようと判断したのは、新しいところで自分の力を試してみたいというう前向きな気持ちでした。チャレンジする姿を子どもたちに見せてあげたいと思いました。
それで、早期退職は、それができるチャンスと考えました。
もちろん、家族を路頭に迷わせていけません。最低限として食べていくこと、子供を大学に通わせることができるお金の目途が立つことを確認して、最終の判断をしました。
今、早期退職の応募を考えている方へ
応募するのが良いか、留まるのが良いかは人によって本当にいろいろなケースがあります。
同じような境遇でも、応募すべきと思う人と留まるべきと思う人がいると思います。
このような時は、人の意見を聴くことも大事です。
しかし、情報収集や相談をした後は、最後は自分がどう考え、どう思うかが大事だと思います。
私自身、当時、大切にしたことはどちらの判断をしたとしても、
将来、間違っていなかったと思えるように金銭的な損得だけでなく、自分の生き方を示せる判断をすることでした。
私は、振り返ってみて、5年前に早期退職に応募した判断は間違っていなかったと思っています。
まとめ
・「早期退職」に応募する前に考えたこと
・会社の将来性はどうか?
・残った場合に、給与やボーナスはもらえるのだろうか?
・退職して、次の就職先は見つかるだろうか?
・転職して給料は上がるか、下がるか?
・妻や家族は反対するだろうか?
・自分はなぜ早期退職に応募したいと考えているのだろか?
・人の意見を聴きつつ、最後は自分がどう思うかが大切です。
・私の場合、最後は自分の生き方を示せるかどうかで判断しました。
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